2026年4月4日、宝塚大劇場にて月組公演 三国志炎戯『RYOFU』、Amazing Fantasy『水晶宮殿(クリスタルパレス)』が待望の初日を迎えました。新生月組トップコンビ、鳳月杏と天紫珠李の大劇場2作目となる本作は、三国志最強の武将を描く重厚な歴史劇と、ファンタジー・ショーの豪華二本立て。
この記事では、鳳月が魅せる「最強の悪」の美学から、客席を熱狂させるなショーの見どころまで、初日の熱気を余すところなくレポートします。
目次
- 💠 第1章:「裏切り」さえも美学に。鳳月杏が魂を吹き込む最強の武将・呂布奉先
- 💍 第2章:宿命の愛と非情な権力。天紫珠李の気高さと風間柚乃の怪演
- 🌌 第3章:脳内が情報過多!?齋藤吉正ワールド全開のショー『水晶宮殿』
- ✨ まとめ:新生月組の絆を感じるフィナーレ、そしてその先へ
💠 第1章:「裏切り」さえも美学に。鳳月杏が魂を吹き込む最強の武将・呂布奉先
幕が開くと同時に客席を驚かせたのは、主人公・呂布(鳳月)が「ある状態」で登場するという、栗田優香演出ならではの衝撃的なシーンです。そこからの展開はまさに疾風怒濤と言えるもの。鳳月がひとたび槍を手にすれば、銀橋から舞台の端までが彼女の独壇場へと変わります。
特筆すべきは、鳳月が自ら「裏切りまくることを楽しんでいる」と語ったその役作りです。これまでの宝塚の正統派ヒーロー像を心地よく裏切り、野心のため己の道を進もうとするその姿。冷徹な眼光の中に宿る孤独と、返り血を浴びた衣装さえも着こなしてしまう圧倒的な色気は、まさに鳳月杏というスターの真骨頂と言えるでしょう ⚔️🩸
殺陣の多さも圧巻で、重い槍を軽やかに、かつ鋭く振り回す彼女の身体能力には、思わず客席から感嘆の溜息が漏れるほど。
💍 第2章:宿命の愛と非情な権力。天紫珠李の気高さと風間柚乃の怪演
呂布の荒々しい生涯に唯一の光を添えるのが、トップ娘役・天紫珠李演じる雪蓮です。天紫は、何不自由なく育った令嬢としての気品を保ちながら、呂布という猛毒のような男に寄り添う女性を、しなやかな舞いと共に表現。記憶を失った美女としての再登場シーンでは、彼女の持つ透明感と芯の強さが際立ち、鳳月との間に流れる温かな空気感は、争いの絶えない劇中で唯一の救いとなります🌸
そして、この物語を「極悪」の深みへと導くのが、董卓を演じる風間柚乃です。都の実権を握り、呂布を配下に収める董卓の威厳。風間の放つ低音の響きと、腹の底から湧き出るような「悪の笑い」は、まさに怪演。鳳月との対決シーンで見せる心理戦は、芝居の月組らしい重厚な見応えを感じさせてくれます🎭
また、礼華はるや彩海せらといったスターたちがそれぞれの信念を持つ武将として脇を固め、さらには羽音みか演じる伝説の名馬「赤兎馬」が耽美なダンスで舞台を彩るなど、三国志の世界観が多層的に描き出されています。
🌌 第3章:脳内が情報過多!?齋藤吉正ワールド全開のショー『水晶宮殿』
第2幕の『水晶宮殿(クリスタルパレス)』は、前作までの歴史劇とは打って変わり、齋藤吉正監督による「超ハイカロリー」なファンタジー・ショーが展開されます。
「流星の騎士メテオ(鳳月)」と「デビル・フリーザー(風間)」が宇宙空間で激突するという、まるで格闘ゲームの世界に迷い込んだかのようなワクワク感!鳳月がライトセーバーを操り、風間がマントに角を生やして銀橋に現れる姿は、話題沸騰間違いなし 🛸💎
さらに客席を熱狂させるのが、2階席の通路までスターが駆け抜ける大規模な客席降り。通路側で運よくスターとハイタッチできたら、思わず喜びの悲鳴を上げてしまうことでしょう。水樹奈々のヒットナンバーを中心としたメドレーは耳馴染みも良く、中詰めでの「恐竜祭り」をテーマにした華やかな演出など、まさに一秒たりとも目が離せないエンターテインメントの宝石箱です 🦕✨
✨ まとめ:新生月組の絆を感じるフィナーレ、そしてその先へ
最高潮に盛り上がったショーを締めくくるのは、宝塚伝統の黒燕尾、そして多幸感溢れるデュエットダンスです。美しい旋律が響く中、王子様のような鳳月とドレスを纏った天紫が踊る姿は、まるでディズニー映画のワンシーンのよう。
初日挨拶で鳳月が「お腹いっぱいになる内容」と茶目っ気たっぷりに語った通り、凄まじい熱量とカロリーを浴びることのできる3時間。公演を重ねるごとに、殺陣はさらに鋭さを増し、ショーの細かな役作りも深化していくことでしょう。
一度観たら、必ず「もう一度あの世界へ!」と誘われてしまう月組の魔法。5月17日の大劇場千秋楽まで、この熱狂は止まりそうにありません 🌙💖
