宝塚歌劇団花組公演、ミュージカル『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』が2026年10月17日、宝塚大劇場で開幕しました🌹
日本初演から30周年を迎えた今年、宝塚では8年ぶり、通算11回目となる待望の再演。永久輝せあさんが演じる黄泉の帝王トート、星空美咲さんが演じるエリザベートを中心に、聖乃あすかさん、極美慎さんら実力派スターが集結し、花組ならではの新たな『エリザベート』が幕を開けました。
初日を観劇したファンからは、永久輝さんの妖艶なトートや星空さんの圧巻の歌唱力をはじめ、舞台全体の完成度を称える声が続々と寄せられています。さらに、侑輝大弥さんのパレードでの初の一人降りや、宝塚歌劇の殿堂での特別展示など、注目ポイントも盛りだくさんです!
🌹 永久輝せあのトートが描く、恐ろしくも温かな「死」
今作の大きな注目は、宝塚で11人目となるトートを演じる永久輝せあさん。
青白く長い髪をなびかせ、神秘的な美しさを漂わせる永久輝さん。代表曲「最後のダンス」では、力強く伸びやかな歌声を響かせ、繊細な表情や身のこなしによって、死を象徴する存在でありながらも人間的な感情を抱くトートを見事に表現しています。
開幕前に、永久輝さんはトートについて、「死が恐ろしいだけでなく、実は温かいものであるというところに行き着きたい」と語っています。
エリザベートに拒絶されるたびにのぞかせる怒りや傷ついた心。死をも超越した存在でありながら、思い通りにならない相手との状況に心を揺さぶられる姿は、単なる恐怖の象徴ではないトートの奥深さが感じられます。
また、永久輝さん自身にとっても『エリザベート』は特別な作品です。作品に惹かれたことが宝塚音楽学校の受験を決意するきっかけになったほどで、以前から一度は出演したいと願っていた大切な演目だと明かしています。
長年憧れてきた作品で、ついにトート役をつかんだ永久輝さん。その思い入れの深さと、トップスターとして積み重ねてきた表現力がどのように結実して、役として昇華していくのか、これからの公演に一層の期待が高まります。
💫 星空美咲のエリザベート、圧巻の歌唱力で魅了
エリザベートを演じるトップ娘役・星空美咲さんも、初日から大きな注目を集めました。
自由を愛する無邪気な少女時代から、皇帝フランツとの結婚、宮廷生活への葛藤、そして大切な人々との別れを経て変化していくエリザベート。星空さんは、人生の波乱とともに変わっていく心情を、歌声や佇まいの変化を通して描き出しています。
特に注目されたのが、名曲「私だけに」。劇場全体を包み込み、澄み渡るような伸びやかで美しい歌声が響き渡り、楽曲のクライマックスまで観客を引き込みました。
自由を求める強さと、孤独や苦悩を抱える女性としての繊細さ。その両面を表現する星空さんのエリザベートは、物語の中心を担う存在として大きな輝きを放っています。
永久輝さんのトートと星空さんのエリザベート。歌唱力に定評のあるトップコンビが、数々の名曲を通してどのような愛と死の物語を紡いでいくのか、今後繰り広げられていく公演の大きな見どころです。
👑 聖乃あすかのフランツ、極美慎のルキーニにも注目
皇帝フランツ・ヨーゼフ役は聖乃あすかさん、暗殺者ルキーニ役は極美慎さんが務めます。
聖乃さんは、端正な容姿に加えて品格のある佇まいでフランツを表現。エリザベートとの愛の日々から、すれ違いを経て変化していく関係性にも注目です。歌唱面での充実も評価されており、作品を支える重要な役どころを担っています。
一方、極美さんが演じる狂言回しのルキーニは、個性的な魅力が際立つ役。物語を進行させるストーリーテラーとしての役割も持ち合わせ、独特の存在感を発揮します。初日の観劇記では、カメラを小脇に抱えて登場する姿や、銀橋で客席に語りかける場面も。公演が進むにつれて、どのような表現や変化が生まれるのかも楽しみなポイントです。
さらに、皇太子ルドルフ役は侑輝大弥さんと希波らいとさんの役替わり。初日のルドルフを務めた侑輝さんは、歌唱力や声量の成長を感じたという声が寄せられているようです。
同じ役を異なるアプローチで演じる2人。それぞれのルドルフがトートとの関係や物語にどのような違いをもたらすのか、役替わりならではの楽しみもあります。
✨ 侑輝大弥がパレードで初の一人降り!
初日の話題のひとつとなったのが、侑輝大弥さんのパレードでの階段降りです。
初日のパレードでは、糸月雪羽さんがエトワールを務め、朝葉ことのさん、一之瀬航季さん、美羽愛さんらに続き、天城れいんさん、希波らいとさん、美空真瑠さんが登場。その後、侑輝さんが一人で階段を降り、極美さん、聖乃さん、星空さん、永久輝さんへと続きました。
侑輝さんにとって、パレードでの初の一人降りとなったことは、ファンにとってうれしい注目ポイント。ルドルフという主要な役への抜擢に加え、舞台上での立ち位置にも関心が集まっています。
一方、公演プログラムのスチール写真の掲載順やサイズについては、侑輝さんと希波さんに大きな変化は見られなかったとの報告も。役替わりで同じルドルフを演じる2人が、今公演を通してどのような存在感を示していくのか、引き続き注目されそうです。
また、退団公演となる糸月雪羽さんがエトワールを務めたことも印象的な場面です。美しい歌声で公演を締めくくる大切な役割を担い、花組で過ごす最後の舞台に華を添えています。
🌹 若手から退団者まで、花組生の活躍が光る舞台
今回の『エリザベート』では、主要キャストだけでなく、若手スターや退団者の活躍にも注目が集まっています。
マデレーネ役には106期生の鏡星珠さんが抜擢されました。フランツを誘惑する黒天使の役どころで、端正なビジュアルを生かした妖艶な表現が期待されています。
また、エリザベートの両親役を演じる一之瀬航季さんと糸月雪羽さんも、物語を彩る存在として注目を集めています。今回の公演で卒業する2人にとって、花組生として舞台に立つ時間は特別なものです。糸月さんのエトワールとともに、一つひとつの場面を目に焼き付けたいところです。
初日の終演後、永久輝さんは花組生について、稽古で「今まで見たことのない姿」を見たと語っています。
歌唱や演技、次々と変化する場面など、高い完成度が求められる『エリザベート』。舞台の華やかさの裏側には、出演者一人ひとりの努力と挑戦があることがうかがえます。
初日から称賛を集める舞台が、今後の公演でさらに深まり、花組生それぞれの魅力がどのように花開いていくのかにも期待したいです。
🎭 フィナーレの華やかさとトップコンビの笑顔
本編の重厚な物語に加えて、フィナーレも見逃せない見どころです。
聖乃さんによるフィナーレの歌唱指導では、「愛と死の輪舞」が披露されました。本編のフランツとは異なる、華やかなスターとしての魅力を味わえる場面となっています。
「キッチュ」でのロケットや、娘役群舞、男役群舞など、舞台の空気を一変させる華やかな展開も楽しみのひとつ。永久輝さんと星空さんによるデュエットダンスでは、軽やかに踊るトップコンビの笑顔が印象的です。
本編では愛と死をめぐる深いドラマが展開されますが、フィナーレで見せるトップコンビの明るい表情もまた、舞台の異なった面での魅力を感じさせます。トートが求め続けた愛の行方に想いを馳せながら、最後の場面まで堪能したい公演になっています。
📺 宝塚歌劇の殿堂ではM!LKとの共演衣装を展示
宝塚大劇場内の「宝塚歌劇の殿堂」では、花組公演に合わせた特別企画も開催されています。
2026年の「FNS歌謡祭 夏」で、男性ダンスボーカルグループ・M!LKと共演した永久輝せあさん、聖乃あすかさん、極美慎さん、侑輝大弥さん、希波らいとさんの5人が着用した衣装を公開。会場限定の未公開特別映像も楽しめます。
このほか、花組公演の舞台衣装や小道具も展示。舞台上での姿とは異なる角度から、花組の魅力に触れられる機会となっています。
展示期間は11月22日まで。宝塚大劇場で『エリザベート』を観劇する際には、あわせてチェックしたい企画です。
📅 花組『エリザベート』公演日程
宝塚大劇場公演は2026年11月22日まで。東京宝塚劇場では、2026年12月19日から2027年2月7日まで上演されます。
宝塚大劇場公演の千秋楽は、ライブ中継のほか、Rakuten TVとU-NEXTでのライブ配信も予定されています。
日本初演から30周年という節目に上演される、宝塚歌劇を代表するミュージカル『エリザベート』。永久輝せあさんのトート、星空美咲さんのエリザベートをはじめ、花組生それぞれの挑戦が詰まった舞台となりそうです。
初日から大きな反響を呼んだ今回の公演。これから重ねられる舞台で、出演者たちがどのように役を深め、作品を育てていくのか、最後まで見届けましょう。🌹
