月組ファンにとって、忘れられない3日間になりそうです🌙✨
宝塚歌劇団は2026年10月23日、月組ミュージック・パフォーマンス『René(ルネ)』を、2027年1月29日・30日・31日の3日間、宝塚ホテルで開催することを発表しました。
出演するのは、夢奈瑠音、柊木絢斗、咲彩いちご、真弘蓮、静音ほたるの月組生5名。
構成・演出を担当するのは、宝塚歌劇で数々のショー作品やディナーショー、ミュージック・サロンを手掛けてきた三木章雄です。
そして、この発表がさらに特別な意味を持つことになったのが、同じ10月23日に発表された月組退団者のニュースでした。
夢奈瑠音、そして『René』に出演する柊木絢斗は、2027年3月28日の東京宝塚劇場公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団します。
つまり『René』は、二人が宝塚歌劇を卒業する約2か月前に開催されるステージ。
しかも過去に三木章雄が手掛けてきた退団前のディナーショーやライブを振り返ると、出演者の宝塚人生を、その人にとって大切な作品や楽曲とともにたどる構成が数多く見られます。
そう考えると、今回の『René』も単なる歌のステージではなく、夢奈瑠音が17年近く歩んできた宝塚人生そのものに触れる時間になるのでは――。
そんな期待が膨らみます。
月組ミュージック・パフォーマンス『René』開催決定!
今回発表されたのは、
月組ミュージック・パフォーマンス『René(ルネ)』
です。
開催日は、
2027年1月29日(金)
2027年1月30日(土)
2027年1月31日(日)
の3日間。
会場は宝塚ホテル1階「宝寿」です。
出演者は、
・夢奈瑠音
・柊木絢斗
・咲彩いちご
・真弘蓮
・静音ほたる
の5名。
構成・演出は三木章雄が担当します。
現時点では、披露される楽曲や公演内容など、その他の詳細はまだ発表されていません。
しかし、夢奈瑠音と柊木絢斗の退団が同日に明らかになったことで、この公演を見つめるファンの気持ちは大きく変わったことでしょう。
🌙 夢奈瑠音、約17年の宝塚人生の最終章で迎える『René』
夢奈瑠音は2010年4月、『THE SCARLET PIMPERNEL』で初舞台。
その後は月組に配属され、長年にわたって月組一筋で舞台に立ち続けてきました。
2026年3月からは月組副組長に就任。
舞台上で作品を支えるだけでなく、現在の月組そのものを支える上級生としても大きな役割を担っています。
近年では『花の業平』の安部清行、『雨にじむ渤海』のムクチョル、『RYOFU』の王允、そして2026年の『NINE』では鳳月杏演じるグイードの母「ママ」を演じるなど、キャリアを重ねるほど役者としての深みを増してきました。公式プロフィールにも、2014年以降の長い月組での舞台歴が記録されています。
そんな夢奈瑠音が、自身を中心としたミュージック・パフォーマンスを退団目前に迎えます。
長い宝塚人生の中で何を歌い、何を振り返り、ファンへどんな思いを届けるのか。
『René』という3日間は、夢奈瑠音の宝塚人生を語るうえでも重要なステージとなりそうです。
三木章雄の過去作品から見える「スターの軌跡を歌でたどる」構成
ここで注目したいのが、『René』の構成・演出を担当する三木章雄です。
三木章雄がこれまで手掛けてきた退団前のディナーショーやスペシャルライブを見ると、出演者本人の宝塚人生と深く結びついた楽曲を取り上げながら、その歩みを振り返る構成が複数見られます。
たとえば、2010年に退団を控えた彩吹真央のディナーショー『Thank you』。
初舞台『火の鳥』から始まり、新人公演主演作『ルートヴィヒ二世』『源氏物語 あさきゆめみし』、バウホール単独初主演作『NAKED CITY』、『ファントム』『エリザベート』など、彩吹真央自身のキャリアに深く結びついた作品の楽曲を次々に披露し、その宝塚人生を歌でたどる構成となっていました。
2021年、珠城りょうの退団前に開催された3Days Special LIVE『Eternità』でも、縁の深い月組メンバーとともに新人時代からトップスター時代までの思い出の楽曲を披露し、13年間の男役人生を振り返っています。
そして2019年、美弥るりかの退団前に開催された『Flame of Love』では、『All for One』『瑠璃色の刻』『Anna Karenina』など本人に縁のある作品の楽曲を盛り込みながら、共演者とのデュエットや客席参加型の場面も展開されました。
こうした過去作品を踏まえると、三木章雄の手掛ける『René』でも、夢奈瑠音の歩みそのものが選曲や構成に反映されるのかどうかは、大きな注目ポイントです。
思い出の曲だけではない?三木章雄が引き出す「新しい一面」
三木章雄のミュージック・サロンやディナーショーの面白さは、過去を振り返ることだけではありません。
2024年の舞空瞳ミュージック・サロン『Dream in a Dream ~永遠の夢の中に~』では、花組・星組時代の思い出の楽曲とともに、舞空瞳自身が「歌ってみたかった宝塚の曲」も披露されました。
また、2023年の芹香斗亜ディナーショー『KISS -kiki sing&swing-』では、ジャズやスタンダードナンバー、英語・フランス語の楽曲なども取り入れながら、『フォーエバー・ガーシュイン』『アナスタシア』といった本人に縁のある宝塚作品へとつなぐ構成が取られています。
つまり、
「これまで演じてきた作品を振り返る」
だけではなく、
「今、この人に歌ってほしい曲」
「これまでとは違う魅力を引き出す曲」
を組み合わせるのも、こうしたステージの醍醐味の一つです。
そう考えると、『René』でも「夢奈瑠音が過去に歌った曲」だけにこだわらない選曲が飛び出す可能性があります。
役者としての印象が強い夢奈瑠音だからこそ、歌を中心とした空間でどんな新しい表情を見せてくれるのか――。
そこにも期待が膨らみます🎶
実は三木章雄との縁は長い!2014年『New Wave! -月-』にも出演
そして興味深いのが、『René』が夢奈瑠音と三木章雄にとって、決して初めての出会いではないことです。
夢奈瑠音は2014年、三木章雄が作・演出を担当したバウ・ショーケース
『New Wave! -月-』
に出演しています。
『New Wave! -月-』は月組の若手メンバーによるショーで、宝塚歌劇100周年をキーワードに、過去の月組の名場面を再現しながら、古今東西の名曲を生バンドで歌い踊るライブ感あふれる作品でした。
2014年当時の夢奈瑠音は、まだ入団5年目。
そこから十数年。
月組の若手として三木章雄のショーに出演していた夢奈瑠音が、2027年には自身を中心とするミュージック・パフォーマンス『René』を、同じ三木章雄と作り上げることになります。
この時間の流れには、何とも感慨深いものがあります。
さらに2022年には、三木章雄作・演出によるジャズ・オマージュ『FULL SWING!』にも出演。
宝塚大劇場・東京宝塚劇場公演に加えて全国ツアー版にも出演しており、夢奈瑠音は三木章雄が描くジャズの世界も経験しています。
若手時代の『New Wave! -月-』。
中堅・上級生として出演した『FULL SWING!』。
そして宝塚人生の最終章となる『René』。
こうして並べてみると、三木章雄と夢奈瑠音の間にも一つの物語が見えてくるようです。
夢奈瑠音は何を歌う?注目したい過去の歌唱曲
では、『René』で夢奈瑠音はどんな歌を届けてくれるのでしょうか。
もちろん、現時点でセットリストは一切発表されていません。
そのうえで、これまでの歌唱歴から「もう一度聴いてみたい」と感じさせる楽曲はあります。
2017年に放送された『音楽の宝箱-宝塚の名曲を歌う-』では、輝月ゆうまとともに出演。
『国境のない地図』から「風になりたい」、『Joyful!!』の主題歌をデュエットで歌唱しました。
そして夢奈瑠音がソロで歌ったのが、『Romance de Paris』の「ロマンス・ド・パリ」。
番組紹介でも、その低音を生かした叙情的な歌声が紹介されています。
男役として長く舞台に立ってきた夢奈瑠音ならではの落ち着いた低音。
『René』でも、その声そのものをじっくり味わえるようなナンバーが用意されるのかは非常に気になるところです。
「風になりたい」
「Joyful!!」
「ロマンス・ド・パリ」
こうした過去に実際に歌ってきた楽曲が再び登場するかどうかは分かりません。
しかし、17年近い宝塚人生を振り返る構成となるのであれば、夢奈瑠音自身の歌の記憶にもスポットが当たることを期待したくなります🌙
新人公演主演『グランドホテル』は外せない大きな節目
夢奈瑠音のキャリアを振り返るうえで、大きな節目となった作品の一つが2017年の『グランドホテル』です。
新人公演では、本役・珠城りょうが演じたフェリックス・フォン・ガイゲルン男爵を務め、新人公演主演を果たしました。
ヒロインのエリザヴェッタ・グルーシンスカヤを演じたのは海乃美月。
夢奈瑠音にとって、男役として一つの大きな節目となった公演です。
三木章雄が過去の退団前ライブで、新人公演主演作や転機となった作品を選曲に取り入れてきたことを考えると、『René』で夢奈瑠音自身の節目となった作品がどのような形で振り返られるのかも気になります。
『グランドホテル』の世界に再び触れる瞬間があるのでしょうか。
それとも、まったく予想外の作品が選ばれるのでしょうか。
セットリストの発表が待ち遠しくなります。
『MOON SKIP』以来となるミュージック・パフォーマンスで見せる姿にも期待
夢奈瑠音には、すでに宝塚ホテルでのミュージック・パフォーマンス出演経験があります。
2017年、宇月颯を中心に開催された月組ミュージック・パフォーマンス『MOON SKIP』に、佳城葵、天紫珠李とともに出演しました。
『MOON SKIP』では歌だけではなく、コントや芝居的な場面も盛り込まれ、夢奈瑠音、宇月颯、佳城葵、天紫珠李によるタンゴでの愛憎劇なども展開されています。
あれから約10年。
当時は上級生・宇月颯を中心としたステージの出演者だった夢奈瑠音が、今度は自身の名前を冠するような形で『René』の中心に立ちます。
しかも現在は月組副組長。
宝塚で重ねてきた年月も、背負うものも、当時とは大きく変わりました。
約10年前の『MOON SKIP』を知るファンにとっては、その変化そのものにも胸を打たれる公演になりそうです。
柊木絢斗との共演も、退団発表後だからこそ特別なものに
そして『René』には、柊木絢斗も出演します。
夢奈瑠音と同じく、柊木絢斗も2027年3月28日付で宝塚歌劇団を退団することが発表されました。
夢奈瑠音は2010年初舞台。
柊木絢斗は2016年初舞台。
学年は異なりますが、ともに月組の芝居を長く支えてきた男役です。
退団発表を知らなければ、「夢奈瑠音のミュージック・パフォーマンスに柊木絢斗が出演する」というニュースでした。
しかし今となっては、二人が宝塚を卒業する直前にともに作るステージという意味を持ちます。
さらに咲彩いちご、真弘蓮、静音ほたるという下級生たちが加わる構成も印象的です。
長く月組を支えてきた二人と、これからの月組を歩んでいく生徒たち。
歌やトークだけではなく、5人の関係性そのものが感じられるようなステージになれば、ファンにとって忘れられない時間になるのではないでしょうか。
『René』は夢奈瑠音の17年をどのように描くのか
夢奈瑠音の退団まで、残された時間は決して長くありません。
『René』の最終日は2027年1月31日。
そして約2か月後の3月28日、東京宝塚劇場公演『天穹のアルテミス』『Belle Époque(ベル エポック)』千秋楽をもって宝塚歌劇団を卒業します。
だからこそ、『René』で何が選ばれるのかには、大きな意味があります。
新人公演主演を務めた『グランドホテル』。
若手時代に出演した三木章雄作品『New Wave! -月-』。
ジャズの世界を描いた『FULL SWING!』。
かつて出演したミュージック・パフォーマンス『MOON SKIP』。
そして「ロマンス・ド・パリ」など、これまで披露してきた歌。
さらに、私たちがまだ知らない「夢奈瑠音が今、歌いたい曲」もあるかもしれません。
もちろん、これらが実際に『René』で披露されるかどうかは現時点では分かりません。
しかし三木章雄がこれまで、スターの歩みと現在の魅力の両方を一つのステージに織り込んできたことを考えると、『René』でも夢奈瑠音という男役の「これまで」と「今」が交差する瞬間を期待したくなります。
2010年の初舞台から約17年。
その長い年月を、夢奈瑠音自身はどんな歌で振り返るのでしょうか。
そして最後に、ファンへどんな思いを届けてくれるのでしょうか。
退団を知った今だからこそ、一曲、一場面、一つの言葉まで大切に受け取りたいステージです🌙✨
夢奈瑠音、柊木絢斗、咲彩いちご、真弘蓮、静音ほたるが作り上げる、わずか3日間の『René』。
月組ファンとして、その特別な時間の幕が上がる日を楽しみに待ちましょう。
